【最新 選書人かとう】読書速報&読んだ本の月別ランキング

本の紹介記事

目次

毎月読んだ本の中から、ランキング上位やおすすめの本をご紹介しています!

【2019年12月】絵本の合間に、小説などを読みました。(17冊)

★ 小説6冊、絵本5冊、ビジネス書・教養4冊、詩集1冊、エッセイ・ノンフィクション1冊 ★

 ▼ご紹介する本3冊は、こちら▼

  1. 第1位 詩集 若葉のうた / 詩集
  2. 第3位 モモ / 児童文学
  3. 第5位 マチネの終わりに (文春文庫) / 小説

【2019年11月】めっちゃ絵本探してました。(22冊)

★ 絵本・児童文学11冊、小説5冊、ビジネス書・教養2冊、詩集2冊、エッセイ・ノンフィクション2冊 ★

 ▼ご紹介する本3冊は、こちら▼ 

  1. 第1位 先生はえらい (ちくまプリマー新書) / 教養
  2. 第2位 の (福音館の単行本) / 絵本
  3. 第3位 最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫) / ノンフィクション

【2019年10月】大好きなノンフィクション祭りでした。(15冊)

★ ノンフィクション4冊、小説4冊、自己啓発・ビジネス書2冊、古典・教養2冊、エッセイ2冊、児童文学1冊 ★

 ▼ご紹介する本3冊は、こちら▼ 

  1. 第1位 パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫) / ノンフィクション
  2. 第6位 すかたん (講談社文庫) / 歴史小説
  3. 第11位 期限切れのおにぎり―大規模災害時の日本の危機管理の真実 / ルポタージュ

 

↓ 2019年9月以前の本の感想は、こちら(すごい本気でたくさん書いてます)↓

【~2019年9月 選書人かとう】読書速報&読んだ本の月別ランキング

2020年6月2日

【2020年】読書速報

2020年5月までの月平均
読んだ冊数 14.8 冊
読書時間 57.2 時間
本のチェック件数 88.5 冊
購入費/冊数 10,128円/13.2冊

2019年12月

▼ 読んだ本の中から、いま紹介したい【3冊の本】

第1位 詩集 若葉のうた / 金子光晴 詩集

舟を編む

詩集 若葉のうた
金子光晴
発売日 : 1986年12月20日
評価4

お客さん向けに詩集を探していて、出会う。大型書店の詩歌コーナーにて、あざやかな緑の表紙が目を引き、手に取る。

開いてみると、表紙の色合いに負けないくらい、やわらかい青葉のような世界が広がっていた。孫娘ができたよろこびを詠った詩。カレンダーをめくるように、季節感とともに変化していく、可愛らしい命。

それがすくすくと育っていく様子と、それを見つめる作者のあたたかな眼差しが、たまらない。誰もがこんな、小さな若葉であった。その成長をみまもる、幾多のまなざしがあった。

お子さんへのプレゼントに、教室の片隅に。折に触れて読んだり、季節の詩を眺めたり、近くに置いておきたい作品。

第3位 モモ / ミヒャエル・エンデ 児童文学

舟を編む

モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ
発売日 : 2005年06月16日
評価4

とても有名な作品。今さら感がありつつ、記憶がおぼろげだったので、読む。モモが、けっこうファンタジーな存在だなと思う。周りの真実を浮き立たせるために生み出されたような、時間どろぼうたちよりも、虚構性が強いように感じた。

モモ以外の物語の設定が真実を突いていて、びっくりする。なんとまあ、子どもではなくて大人が読んだらいいのに、と思う。名作と名高く、世界中で読まれているはずなのに、読んだ子たちは一体、どこへ行ったのだろう。

おもしろかった。ファンタジーというと空想のイメージがあるが、とても現実的な内容だと思った。子どもの時に読んでいた人の再読はおすすめ。家族でも読みたい。

第5位 マチネの終わりに (文春文庫) / 平野啓一郎 現代小説

舟を編む

マチネの終わりに (文春文庫)
平野啓一郎
発売日 : 2019年06月06日
評価4

映画化され、一時、話題になっていた作品。この著者の作品は、2冊目くらい。社会的にするどい作品を書く人。語り口もルポタージュのようでそれを体現している。小説が読みたくなり、手に取る。

本書はスケールが大きく、個人的な感情と社会的な視点のとりあわせが、うますぎた。映画では、「大人の恋愛」推しでPRされていたが、小説の読後感は、もっと社会的な側面が強い作品だと感じた。

マチネとあるように、演奏シーンが出てくるのだが、とにかくその音楽の描写がうまい。腕の立つ作家さんは、音楽を聴いているよりも聴いているような気持ちにさせる。音楽が好きな人、しっかりした小説が読みたい人に。

他の読んだ作品一覧はこちら(15作品、タイトルのみ)

▼他の読んだ作品一覧

  • ぼくの出会ったアラスカ【戦後と日本】武道的思考 (ちくま文庫) /内田樹  評価4
  • 怪獣記【芸術エッセイ】青春ピカソ (新潮文庫) /岡本太郎 評価4
  • クマにあったらどうするか【ファンタジー】サークル・オブ・マジック 1 (小学館ファンタジー文庫) /デブラ・ドイル 評価4
  • クマにあったらどうするか【文章術】小田嶋隆のコラム道 /小田嶋隆  評価4
  • 戦場のコックたち【日本文学エッセイ】突然のキス―恋愛で読み解く日本文学 (ちくま文庫) /植島啓司 評価4
  • 戦場のコックたち【ほっこり、狸花嫁】たぬきの花よめ道中 (えほんのぼうけん) /最上一平 評価4
  • 戦場のコックたち【絵本】ぼくはかわです /植田真 評価4
  • 戦場のコックたち戦場のコックたち【ミステリー】カササギ殺人事件〈上下〉 (創元推理文庫)/ アンソニー・ホロヴィッツ  評価3
  • 戦場のコックたち【文明に学ぶ】シュメル―人類最古の文明 (中公新書) /小林登志子 評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本) / ジョン・シェスカ 評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】パパがサーカスと行っちゃった (児童図書館・絵本の部屋)/ エットガール・キャロット 評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】トムテと赤いマフラー/ レーナ・アッロ  評価3
  • 戦場のコックたち【ミステリー】テロリストのパラソル (文春文庫)/ 藤原伊織  評価3

 

2019年11月

▼ 読んだ本の中から、いま紹介したい【3冊の本】

第1位 先生はえらい / 内田樹 教養

舟を編む
先生はえらい (ちくまプリマー新書)
内田樹
発売日 : 2005年01月01日
評価4

知人から、超おすすめと言われて、旅先でもらってきた本。この著者は、2冊目。この本で、「ほほおー!」となり、次に『武道的思考』を読み、完全に信者になる。

この人の話は、データなどは出さずに、でも納得できる『理屈』なのが、いい。腹にすとんと落ちるというか、しっかり考えられた摂理であり、そこに愛情を感じる。

「交易はどうやって始まったのか?」とかの説明が、とてもおもしろかった。今のビジネスにも通じるように思う。中~高校学生くらいから読める、語り口だけど(個人的には、内容が大人びているわりには、語り口が子どもっぽすぎる、と感じた)、大人にこそ、おすすめ(大人びた、学生さんにも)。

教育関係に携わる人、勉強や学校が苦手な人、学びたいことがある人は、ぜひ。

第2位 の (福音館の単行本) / junaida 絵本

舟を編む
の (福音館の単行本)
junaida
発売日 : 2019年11月07日
評価4

お客さんから教えてもらって、手に取る。本屋さんでも、フェアというか、目立つところに積まれていたりする、旬な作家さん。

絵がかわいい。とにかくかわいい。ちょっとだけシュール。仕掛けがされていて、絵の芸が細かくて、ほとんど言葉がなくて絵だけの世界なのに、とてもわくわくする。

同著『Michi』も読む。

しっかりした装丁で、インテリアにもなりそうな、すてきな絵本。個人で所蔵もいいけれど、誰かへのプレゼントや、ちょっと壁に飾るなど、「とくべつ」が似合う本。

第3位 最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫) / 二宮敦人 ノンフィクション

舟を編む
最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)
二宮敦人
発売日 : 2019年03月28日
評価4

読みたいと思っていて、積読になっていたのを、選書するにあたって解消できた。爆笑藝大ルポタージュ。実家にもあって、父が爆笑しながら読んでいた。(わたしも声を出して笑ったので、ああ、親子だ…と思う。)

ノンフィクションは、著者の立ち位置が大事というのを聞いたことがあるが、この著者は妻が藝大出身であり、その立場からいい距離感で「異文化」に迫っていて、とてもよかった。

語り方によっては、ただのネタ本になったり、暗くなったりするかもしれないところを、絶妙にユーモアな語り口で、とてもうまくまとめている。

同著者『世にも美しき数学者たちの日常』も、父から借りてきて、手元にある。読まねば。再び、積読の予感。元気を出したいとき、笑いたいときに、読もうと思っている。

他の読んだ作品一覧はこちら(18作品、タイトルのみ)

▼他の読んだ作品一覧

  • ぼくの出会ったアラスカ【詩のような絵本】ことばのかたち /おーなり由子  評価4
  • 怪獣記【絵本】ゆき /ユリ・シュルヴィッツ 評価4
  • クマにあったらどうするか【短編小説】神様 (中公文庫) /川上弘美 評価4
  • クマにあったらどうするか【読みきかせ解説】えほんのせかい こどものせかい (文春文庫) /松岡享子  評価4
  • 戦場のコックたち【絵本】Michi (福音館の単行本) /junaida 評価4
  • 戦場のコックたち【ほっこりサンタ話】サンタさんすきですといえなくて… /ふくだすぐる 評価4
  • 戦場のコックたち【絵本】チリとチリリ /どいかや 評価4
  • 戦場のコックたち【ことばのカレンダー】365日のスプーン /おーなり由子 評価4
  • 戦場のコックたち【爆笑エッセイ】もものかんづめ (集英社文庫)/ さくらももこ  評価4
  • 戦場のコックたち【ミステリー】dele (角川文庫) / 本多孝好 評価3
  • 戦場のコックたち【児童文学】飛ぶ教室 (岩波少年文庫)/ エーリヒ・ケストナー 評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】字のないはがき/ 向田邦子  評価3
  • 戦場のコックたち【現代小説】あずかりやさん (ポプラ文庫)/ 大山淳子  評価3
  • 戦場のコックたち【児童文学】天と地の方程式 1/ 富安陽子  評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】セミ/ ショーン・タン  評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】マンマルさん/ マック・バーネット  評価3
  • 戦場のコックたち【絵本】ネッシーのおむこさん (新・創作えぶんこ)/ 角野栄子  評価3
  • 戦場のコックたち【現代小説】昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫)/ 木皿泉 評価3

 

2019年10月

▼ 読んだ本の中から、いま紹介したい【3冊の本】

第1位 パリでメシを食う。 / 川内有緒 ノンフィクション

舟を編む
パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)
川内有緒
発売日 : 2010年07月01日
評価5

パリに暮らす10人の日本人を追った、ノンフィクション。この著者自身もパリで暮らし、自分の将来に悩みながら、周りの人たちのストーリーを書きとめた。

偶然本屋さんで見つける。いつかこんなノンフィクションを書いてみたい、と思う。時間をかけて取材し、著者も悩み、事実を書きとめている。パリで華やかな仕事をしている、というと成功しているかのように思えるが、それぞれの背景や悩みも丁寧に書かれているのが、とてもよかった。

いちばん好きだったは、国連職員の人の話。恋を原動力に突き進んでいるうちに、国連職員になっていた、という。思わず笑ってしまった。

30代~40代、人生の方向性に悩んでいるとき、いろんな人の生き方を知りたいときに。

第6位 すかたん (講談社文庫) / 朝井まかて 歴史小説

舟を編む
すかたん (講談社文庫)
朝井まかて
発売日 : 2014年05月15日
評価4

大阪の本屋さんで見つける。何か歴史ものを読んでみたいと思って。この著者は、『恋歌』につづいて、2冊目。タイトルが大阪弁の言葉になっているように、大阪が舞台の小説。時代は江戸で、上方落語のように、若旦那や商家が出てくる。

「まったり」「すかたん」のように、上方言葉(古い大阪弁)をひとつひとつ、説明するような内容がおもしろかった。あらためて説明されると、その土地の人たちの考え方や、向き合い方がわかる気がする。

未亡人になった主人公の女性の言葉とかが、とても胸に響く。人生観というか、なにげない主人公のものの考え方とかが、ぐっときた。大阪が気になるとき、野菜好きなひとに。

第11位 期限切れのおにぎり―大規模災害時の日本の危機管理の真実 / 鈴木哲夫 ルポタージュ

舟を編む
期限切れのおにぎり―大規模災害時の日本の危機管理の真実
鈴木哲夫
発売日 : 2016年04月01日
評価4

お客さんから、「震災直後の行政の対応が知りたい」という要望をいただいて、探した本。仕事のために読んでおきたいが、「震災関連の本は多すぎて選べなかった」ということだった。たしかに、図書館で探しに行くと、2~3棚がその分野で埋めつくされていた。

本書は、より一次情報に近い形で、実際に震災が起こっている直後や混乱の最中に、関係各所のトップに取材した本。この当時が民主党政権だったために、その批判が散見され、時事性が強すぎる点は若干もったいないが、それでも今後に活かせるところは大きい。

「非常事態」のときは、平等性よりも緊急性を優先させる。上の指示を待つのではなく、現場のトップが判断する。残念なのは、ほんとうに非常事態になってしまうと、本を読む時間がないということ。普段の心がけが問われる。

他の読んだ作品一覧はこちら(12作品、タイトルのみ)

▼他の読んだ作品一覧

  • ぼくの出会ったアラスカ【自然たっぷり紀行文】ぼくの出会ったアラスカ(小学館文庫) /星野道夫  評価5
  • 怪獣記【ドタバタ紀行文】怪獣記 (講談社文庫) /高野秀行 評価5
  • クマにあったらどうするか【熊&ルポタージュ】クマにあったらどうするか: アイヌ民族最後の狩人 姉崎等 (ちくま文庫) /姉崎等 評価4
  • クマにあったらどうするか【自己啓発エッセイ】国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書) /ヤマザキ・マリ  評価4
  • 戦場のコックたち【歴史ミステリー】戦場のコックたち (創元推理文庫) /深緑野分 評価4
  • 戦場のコックたち【笑えるエッセイ】異性 (河出文庫) /角田光代,穂村弘 評価4
  • 戦場のコックたち【泣けるエッセイ】母さんの「あおいくま」 (新潮文庫)/コロッケ 評価4
  • 戦場のコックたち【胸キュンSF】ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)/七月隆文 評価4
  • 戦場のコックたち【漢字研究】漢和辞典に訊け! (ちくま新書)/ 円満字二郎 評価4
  • 戦場のコックたち【カジュアル古典文学】日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)/ 伊藤比呂美 その他 評価3
  • 戦場のコックたち【児童文学】どでかいワニの話 (ロアルド・ダールコレクション 8)/ ロアルド・ダール 評価3
  • 戦場のコックたち【経済小説】タックスへイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)/ 橘玲 評価3

 

↓2019年9月以前までの本の感想&記録はこちらです(全力投球してます)↓

【~2019年9月 選書人かとう】読書速報&読んだ本の月別ランキング

2020年6月2日