めんどうな調べものには図書館を活用しよう!本を見つける3つのステップ

ノウハウ

この記事をおすすめしたい人

  • 調べものをする必要が出てきたけれど、まだ何も手を付けられていない。
  • 論文などの課題が出たので、とりあえず図書館に行って関連のある本を見つけたい。
  • 普段からあまり図書館に行ったり、本を探したりすることがない。

めんどうな調べものや課題が出て、どうやって始めればいいのか分からない、やる気が起きない、ということがあると思います。そんなときに最初のきっかけとして、まずは図書館に行って関連する本を見つける方法がおすすめです。

ただ、まだ何も調べていない状況から効率よく本を見つけ出すのは、ちょっとコツがいります。普段あまり図書館に行かない、本を探さない、という場合でも困らないよう、効率よく本を見つけるための方法をお伝えします!

図書館に行く前にすませておきたいこと

「調べる目的」だけは、事前に考えておきます。

調べる目的がふわふわした状態で始めてしまうと、調査が難航してしまうリスクが高まります。調査の目的について、いま一度考えて直してみることで、本も見つけやすくなります。

図書館に移動する間などに、ちょっと考えておいてください。

1.なぜ、それを調べる必要があるのか?

「課題や宿題が出たから」という場合、なぜその課題が出たのでしょうか。先生がその課題で学んだり、身につけたりして欲しい、と思っていることをイメージしてみてください。

  • どんなテーマの講義なのか
  • 何を学んで欲しい課題なのか

もし、ぱっと思いつかない場合には、あらためて講義のシラバスやレジュメ、課題の詳細などを見直してみるのもいい方法です。

迷える小鳥

旅行先についてレポートを書く課題が出た。レポートの書き方を学ぶ講義だから、これからレポートを書くときに困らないようになるのが目的だな。

2.なぜ、それを調べたいと思ったのか?

あなたが調べよう、と思ったときに気持ちがわくわくするポイントはどこにありそうですか?

  • その講義を取った時何に興味を惹かれたのか
  • 課題のテーマを決めている場合、それに決めた理由

まだ調べるテーマが明確になっていない場合でも大丈夫です。普段から気になっている「人」「もの」「場所」はありませんか? 調べたいことの候補にしてみてください。

迷える小鳥

修学旅行で行った北海道をテーマにしよう。旅行でバスガイドさんが教えてくれた、アイヌ語が面白かったな。アイヌの文化って、どんなものなんだろう?

ちょっと大きめの図書館か、専門の図書館に行くのがおすすめ!

どの図書館に行くかですが、ちょっと大きめの図書館がおすすめです。蔵書が多い分、引っかかる本を増やすことができるからです。

(ただし、時間や体力、テーマとの兼ね合いもありますので、近くに手ごろな図書館がない場合には、近くの図書館でも十分です。)

また、調べるテーマに地域性や専門性がある場合、それに応じた図書館を使うのがおすすめです。

「地域性」があるテーマなら、その場所にある図書館へ。

テーマに地域性がある場合、できるだけその土地に近い図書館に行くのがおすすめです。たとえば「○○区の歴史」を知りたい場合、「○○区」にある図書館には、他の図書館にない、郷土の資料があつまっていると思います。

「専門性」があるテーマなら、専門の施設に付随している図書館へ。

テーマに専門性がある場合、その専門の施設があれば、施設に付随した図書スペースに行くのがおすすめです。たとえば、植物園や科学館、博物館、資料館などです。そういった施設に図書スペースが付随していることがあります。

図書館にはすでに専門の本が集まっていますので、自分で本を集める手間が省けます。図書スペースもコンパクトなので、本も見つけやすいと思います。

では、図書館に着いてからどうしたらいいか? 順にお伝えしていきますね。

最初から本を読まない!効率よく発掘する3つのコツ

1. レファレンスカウンターや館内マップで目的地を見つける!

まず、自分の調べたい本がどの場所にありそうか、レファレンスカウンターに聞いたり、館内マップを見たりして、だいたいのあたりをつけます。図書館を攻略するために、まずは目的地を見つける感じです。

レファレンスカウンターを活用するときの流れ

レファレンスカウンター

レファレンスカウンタ―では、どんな本を探しているか、何が知りたいか、などを伝えることで本を探す相談に乗ってもらうことができます。

(何階もある大きな図書館でどの階に行けばよいか分からない場合には、まずは1階など受付になっているレファレンスカウンターで調べたいことを伝え、どの階になるかを教えてもらってから、各階のレファレンスカウンターを訪ねるという方法もあります)

迷える小鳥

すみません、アイヌの歴史について調べたいんですけど……。どういった本がありますか?

司書さん

そうですね。文化人類学の本なら、このあたりになりますね。具体的にいくつかお調べしますので、お待ちください。……お待たせしました。4階にはこういった本があります。あとこちらは3階ですが、歴史についてこんな本もありました。

館内マップとレファレンスカウンターで教えてもらった本の情報

司書さんに聞きました!

Q. どんなふうに尋ねると、探しやすいですか?

A. 大きなテーマだけでなく、どんな観点から知りたいか、が分かると調べやすいですね。たとえば、「アイヌ」についての「歴史」といったことです。また、具体的な地名や人名が分かると、より正確にお答えできると思います。

2. 本はまとめてピックアップ【1冊10秒以内】

本の棚から、関連している本や読みたいと思う本をピックアップします。

教えてもらった書籍の棚へ

本の棚までたどり着いたら、教えてもらった本を参考にして関連のありそうな本や面白そうな本をピックアップしていきます。

この段階ではなるべく本は開かず、背表紙や本の装丁の印象だけでピックアップしていきます。ピックアップするか迷った本はとりあえずピックアップします。

開いたとしても、どんな本かの印象(写真の割合や文章量など)をちらりと確認するだけです。初めて会った人を顔や第一印象で判断するような感じです。関連のありそうな本を一通り、1冊5~10秒くらいでばーっと判断していきます。

すべて見終わったら、落ち着いて本を広げられるテーブルなどに移動します。

3. パラパラと見ておおまかに仕分けします【1冊5分以内】

ピックアップした本たちを、1冊2~3分でさっと確認します。

一冊ずつを手に取り、関係ありそう、なさそう、ないけど興味がある、など振り分けていきます。このとき、じっくりと本文から読み始めるのではなく、まずは章立てや目次を確認してください。気になった部分や参考になりそうな章があれば、本文を確認します。

ジャッジにかける時間は、1冊2~3分程度にしておきます。

仕分けた後の流れ

もっと読みたい本や借りたい本を見つけたいときには、別のキーワードや視点から、1~3のサイクルを再度試してみます。

迷える小鳥

文化や歴史についての本は見つかったから、今度はアイヌについての小説や文学を読んでみたいなあ。

ある程度関係ありそうな本が揃ったら、残り時間と選んだ本を見くらべて、「今ここでさっと読みたい」のか、「借りてじっくり読みたい」のかを決めます。

それが決まったら、やっと腰をすえて読み始めます。

本を探すときは特定のキーワードから始める!

司書さんからにもあったように、最初は特定のキーワードから探した方が見つけやすいです。本を探してみて、何か違うと感じたらキーワードを変更する、もっと広く調べたくなったら範囲を広げる、などをしていくと、迷子になったり、ブレたりしにくいです。

×:「日本の歴史」「北海道」などの広範囲なキーワードで本を探す

○:「○○区の歴史」「アイヌの食文化」などのキーワードから本を探す

調べものをするときに便利なのが図書館です。効率よく本を見つけ出し、調査を始めるきっかけにしてみてください!